「HSPに合う仕事がわからない」
「事務の仕事をしてみたいけど、HSPの自分にできるのかな?」
と悩んでいるHSPさんは多いのではないでしょうか?
HSPさんに事務職は合っています!
しかし、すべての事務職が合っているわけではありません。
仕事内容や環境をきちんと選ぶことが大切です!
本記事では
- HSPさんに事務職が向いている3つの理由
- HSPさんが事務職で生かせる強み
- HSPさんが向いていない事務職4つ
- HSPさんが事務職を選ぶときのポイント
- HSPさんが事務職に転職するためには?
について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
一般事務と営業事務を経験してきた、HSP気質の私が解説します。
HSPさんに事務職が向いている理由3つ
ずばり、HSPさんに事務職は向いています!
事務職が向いている理由は3つあります。
向いている理由3つ
- 人をサポートする業務ができる
- 1人で黙々と作業ができる
- ノルマが求められない
それぞれ詳しく説明します。
理由①人をサポートする業務ができる
HSPさんは、自分が主体となってやる業務よりも、人をサポートする業務のほうが向いています。
事務職は書類作成や資料作成など、裏方業務が多いです。
HSPさんは細かいところまで気づけ、リスクを想定して仕事ができます。
HSPさんが当たり前のように気づいたり、行動したりしていることが、誰かの助けになるのです。
私も事務職をしていたころ、あらゆる可能性を考えて行動していました。
頼まれていた資料の他に、この会議にはこの資料も必要だろうと考えて準備していたら、実際必要だったことが多々あります。
準備をしていたことで、感謝され信頼を得ることができました。
人のサポートをすることで感謝され、やりがいを感じられる事務職はHSPさんに向いている仕事でしょう。
理由②1人で黙々と作業ができる
HSPさんは複数人で仕事をすると、周りのペースに巻き込まれてしまう傾向にあります。
また、誰かに見られている環境にも向いていません。
その点、事務職は1人で黙々と進める作業が多いです。
与えられた仕事を自分のペースで進められる事務職はHSPさんに向いているでしょう。
理由③ノルマが求められない
ノルマが求められないことも、HSPさんに事務職が向いている理由のひとつです。
HSPさんはプレッシャーに弱く、交渉するのも苦手です。
また、自分がいいと思っていないもの、納得できないものを仕事にすることに苦しさを感じます。
そんなHSPさんにとって、ノルマがある仕事は負担が大きいでしょう。
事務職はノルマが求められることが少ないです。
そのため、負担が少なく仕事ができるでしょう。
HSPさんが事務職で生かせる強み
HSPさんが事務職で生かせる強みはなんでしょうか?
生かせる強み
- 小さなことにも気づける
- 周囲の状況を把握でき、フォローができる
- 丁寧に物事を進める
- 深く考えることができる
それぞれの強みについて解説します。
小さなことにも気づける
HSPさんは周りが気づかないような小さなことにも、当たり前のように気づくことができます。
この強みは、ミスを防ぐことにつながります。
事務職では、資料確認や請求書作成、商品や個人情報入力などの業務を行うことが多いです。
そのときに、正確に作業することと確認作業を怠らないことが求められます。
HSPさんの「小さなことに気づける」という強みは、
ミスが少なく正確な作業を求められる事務職で生かせるといっていいでしょう。
周囲の状況を把握でき、フォローができる
HSPさんは相手の様子や周りの状況を感じとることが得意です。
他の人よりも周囲の状況を把握し、なにをすべきか考えることができるので、大事になる前に手をさしのべることができます。
事務職は裏方の仕事なので、周囲の状況にいち早く気づきフォローにまわれるHSPさんは重宝されるでしょう。
丁寧に物事を進める
HSPさんは未来のことを想像してから行動するため、その途中で起こりそうなリスクなどに気づきやすいです。
細かいこと、リスクになりそうなことに気づけるからこそ、丁寧に作業します。
その影響で作業時間は長くなってしまうかもしれませんが、手戻りが少なくいい結果につながります。
深く考えることができる
HSPさんは物事を深く考え、分析する能力にたけています。
分析しながら行動をするので、ベストな方法がわかりより効率的に進められます。
- 資料をすぐ見つけ出せるようにファイリングができる
- 細かく計画が立てられる
などの事務作業で生かせます。
相手がより効率的に仕事を進められるようにサポートできるので、事務職にぴったりの強みでしょう。
HSPさんが向いていない事務職
すべての事務職がHSPさんに向いているわけではありません。
HSPさんに向いていない事務職は4つあります。
向いていない事務職4つ
- 電話対応が多い
- マルチタスクに追われる
- 時間やノルマに追われる仕事が多い
- 人と関わることが多い
それぞれ説明していきます。
電話対応が多い
HSPさんの多くは、電話対応が苦手だと感じているでしょう。
私もできる限り電話には出たくありませんでした…。
どんな人が出るかも、どんなことを言われるかもわからない電話はストレスのもと。
また、電話に出なきゃいけないというプレッシャーもHSPさんは人一倍感じやすいです。
電話が終わっても
「今の対応でよかったのかな」という思いが頭の中をぐるぐる回って緊張がとけません。
事務職は、電話対応は避けられません。
気持ちを落ち着かせるための方法や苦手を克服するための方法など、事前に頭に入れておくといいかもしれません。
マルチタスクに追われる
事務職では、ひとつの業務に集中することは少なく、いくつかの業務を同時進行しなければいけません。
例えば
- A案件の資料作成や書類ファイリング
- B案件の請求書作成
- C案件のデータ入力
- 電話対応
- 来客対応
などなど…
HSPさんは、ひとつのことを深く考えて集中して取り組むことが得意です。
マルチタスクだと、全体を把握して意識する仕事を切り替えていかなければいけません。
そうなるとHSPさんは焦ってしまうのです。
マルチタスクになってしまったときは、いったん落ち着いて、計画をたて優先順位を考えましょう。
優先順位の高いものから、ひとつずつ取り組みましょう。
ひとつの仕事が終わってから次の仕事に取り組むというように、ひとつずつと考えれば焦らずにできるでしょう。
時間やノルマに追われる仕事が多い
HSPさんには、時間やノルマに追われる仕事は向いていません。
ノルマに追われることでプレッシャーに押しつぶされてしまうかもしれません。
また、HSPさんは深く考える傾向にあるので、時間に追われていると焦ってしまい強みがいかせません。
事務職で時間やノルマに追われることは少ないかもしれません。
しかし、
急な対応で、1時間後の会議までに資料を準備しなければいけなかったり
締め切り時間ギリギリに追加資料を頼まれたり
など時間に追われる仕事を頼まれる可能性もあります。
事務職でも時間やノルマに追われることも少なからずあるという認識を持っておきましょう。
私も実際に時間に追われる業務をしたことがあります…
人と関わることが多い
事務職は意外と人と関わることが多いので、HSPさんは疲れやすくなってしまいます。
社内の人だけでなく、取引先の人や個人のお客様などと関わる機会があります。
また、来客対応をしなければいけない場合も少なくありません。
HSPさんは、いろいろなことを考えてから人に話しかけます。
なにをどの順番で話すのか
こう質問されたらどう回答するか
などいろいろなパターンを想定するのです。
複数の人と関わるとなると、考える回数が増え疲れにつながります。
多くの人と関わった日は、どっと疲れが押し寄せてくるでしょう。
HSPさんが事務職を選ぶときのポイント
HSPさんは環境によっては、事務職で能力を発揮することができます。
事務職を選ぶべきポイントは5つあります。
ポイント
- 教育体制が整っている
- 休みがとりやすい
- 来客が少ない
- 自分がいいと思っている商品やサービスを扱っている
- 会社の雰囲気や人間関係が合っている
それぞれ解説していきます。
教育体制が整っている
教育体制が整っている職場のほうが、HSPさんには合っているでしょう。
HSPさんは、誰かに質問や相談をするときにいろいろなことを考えてから話しかけます。
忙しくないか
こんなこと聞いてもいいのか
どういう流れで話そうか
考えすぎて結局話しかけられないことも少なくありません。
そのため、誰かに質問や相談がしやすい環境であることが重要です。
休みがとりやすい
HSPさんは、刺激に敏感なため1日の終わりにどっと疲れが襲ってくることがあります。
加えて、HSPさんは体が感じる小さなストレスも感じやすいです。
休みづらい環境だと、小さなストレスをどんどんためこんで体調を崩してしまうかもしれません。
心と体を回復させるために、休息が必要不可欠です。
休みがとりやすい環境は、HSPさんの体のために必要でしょう。
来客が少ない
HSPさんは、多くの人と関わると疲れやすくなってしまいます。
そのため、来客が少ない職場がいいと言えるでしょう。
来客が少なければ、イレギュラーな対応をしなくてすみます。
自分のペースを崩されることがないので、HSPさんは快適に仕事を進められるでしょう。
自分がいいと思っている商品やサービスを扱っている
自分がいいと思っている商品やサービスを扱っている職場であれば、HSPさんは気持ちよく働けるでしょう。
HSPさんは良心的であるからこそ、いいと思っていない物を扱っていると苦しさを感じます。
「仕事だから」と割り切って扱うことができません。
違和感が積み重なって、仕事をする度にモヤモヤしてしまいます。
HSPさんは、自分がいいと思っている商品やサービスを扱っている職場を選びましょう。
会社の雰囲気や人間関係が合っている
HSPさんにとって、会社の雰囲気や人間関係が合っているかは大切なポイントです。
- 静かに働きたいのに、体育会系の職場
- 威圧的な上司や同僚がいる
- アットホームすぎて距離が近い
このような環境だとHSPさんは緊張し続けることになります。
面接で職場に伺ったときに、「少し合わないかも」と感じたら避けた方がいいかもしれません。
気持ちよく働ける職場を選びましょう。
HSPさんが事務職に転職するためには?
HSPさんは事務職に転職するためには、どうすればいいのでしょうか?
転職エージェントを活用する
転職エージェントを利用してみましょう。
事務職は人気があり、選考に通りづらい傾向にあります。
かつ自分に合った職場を1人で見つけるのは難しいでしょう。
転職エージェントを活用すれば、条件に合った職場や面接もサポートをしてくれます。
1人での転職活動に不安がある人は、転職エージェントを活用するといいでしょう。
派遣も選択肢のひとつとして考えてみる
事務職は人気職種のため、未経験で事務職に転職するのは難しいかもしれません。
未経験で事務職に就きたいときは、派遣を検討してみるといいでしょう。
私も派遣で事務職デビューしました!
派遣であれば未経験でも事務職デビューしやすいです。
事務職に必要なビジネスマナーやスキルを、研修で身につけることができます。
他にも、職場の雰囲気を教えてくれたり面談のサポートをしてくれたりします。
1人では不安でも、サポートが手厚いので安心して転職できるでしょう。
HSPに派遣がおすすめな理由は下記記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
事務職でHSPの強みを生かしてみよう!
最後までご覧いただきありがとうございます!
HSPさんは事務職で生かせるスキルがたくさんあります。
スキルを生かすためには、職場環境や仕事内容が重要になります。
1日の大半を仕事をして過ごすので、こだわりをもって職場選びをしましょう!
自分に合った環境を選ぶことで、気持ちよく仕事ができるでしょう!